魔法使いの弟子

2010年8月13日映画コメント (1)

映画「魔法使いの弟子」を見た。
内容は現代に蘇って世界を滅ぼそうとする太古の邪悪な魔女の封印を解こうとする裏切り者の悪の魔法使いとその弟子ＶＳ正義の魔法使いと主人公であるその弟子の構図である。
ただ主人公が軽薄で頼りなく馬鹿ではないかと思えるところが感情移入できない。
魔法の修行をろくにせずガールフレンドの尻ばかり追いかけていくテーンエイジャー青春物の要素がかなり強く、ファンタジーというよりは薄っぺらい青春活劇に近い。
ただ主人公は才能に恵まれて、訓練はサボってばかりなのに、窮地には急に強くなったり（火事場の馬鹿力？）、何の脈絡もなく魔法と科学を合体させたりと、ＭＴＧのブースターのトークンの裏に宣伝があったので行ってみたものの、これを本格ファンタジーとは呼びたくない作品である。
ラストシーンもまたこれかという予想通りだし、ストーリーに厚みもない。
登場人物のどれをとっても個性が生かし切れてなく、人間が描けていないのは惜しい。
ＳＦＸや怪物の造形は合格点で、話の展開も速くていいのだが、内容のない作品の一言に尽きる。
昨日「インセプション」という大作を見たばかりについ比べてしまうが、足元にも及ばない作品であろう。

お勧めファンタジーボードゲーム
全イラストがＤ＆Ｄのカバー絵とを手がけているファンタジーイラストレーターのの大御所Larry Elmore氏のもの。
これだけでも買う価値有り。

Defenders of the Realm
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Defenders of the Realm: The Barbarian Expansion
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JFK_

2010年8月13日22:37

正直このテの話を量産してもいいことは無いと思っているんですが、作りたいものだけ作るタイプの監督や脚本家、とりあえず集金用のコンテンツが欲しいスポンサーが居る限り繰り返し作られていくんだろうなと思うとやりきれません。

ウィザーズもコラボする作品を間違えたとしか。あいかわらずメディアへの働きかけがとことんヘタクソな会社ですね・・・進歩しないなあ